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ドリフ大爆笑から公演ギアまでノンバーバルコンテンツ〜 インバウンド戦略考3

Posted in: ブログ, 林正勝 Started by

ドリフ大爆笑から公演ギアまでノンバーバルコンテンツ〜 インバウンド戦略考3

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markです。バーバルって言うとm-floを思い出す世代です。

旅行客が来た時に何をコンテンツとして楽しんで頂くか設計するのは リピートに繋げる上でも重要な観点だと思います。

どの観光地も様々なコンテンツを工夫していますが、観点の1つとして バーバル、ノンバーバル(言語によるものか、よらないものか)があります。

私が提唱している、文化距離1の抹茶チョコレートのようなコンテンツをいかに作るか、というのがインバウンドコンテンツ作りでも重要だと考えています。 ノンバーバルコンテンツを考える時に私は五感から考えます。

私は海外で様々な映像を友人達に見せて反応を見ているのですが、日本人でない人達に確実にウケるのは「ドリフ大爆笑」です(DVD全巻セット持ってます)

言語が理解出来なくても、たらいが落ちてきてゴワーンとなる、というのは人種を問わずウケるわけて、言語というハードルを取り払って理解できるコンテンツは ウケる可能性が高いというのを「なんとなく理解」していました。

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国立能楽堂や歌舞伎座ほか様々な施設で、伝統芸能に英語字幕をつけたり、イヤフォンガイドを提供しているのは、親しみを感じてコンテンツを楽しんでもらえる可能性がありますので、インバウンドの観点からするとプラスだと思っています。※もちろん日本文化本来の在り方とは違うスタイルですので、マイナスの部分もありますが、それはインバウンド以外のところでの議論。

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今回、NTTの寺西さんの紹介で、「ギア」というロングラン公演を京都で続けているノンバーバルコンテンツの舞台を観て参りましたが、あれが日本で、日本人が出来るんだ、ということも含めて沢山の爽やかな感動とインスピレーションを貰いました。

舞台の詳細について、私の表現力不足で誤解を与えてしまうといけないので、要素だけで説明しますと、手品やジャグリング、パントマイム、ダンスなど世界で知られているパフォーマンスとプロジェクションマッピングをはじめとする最新技術も取り入れた舞台装置、ちょっぴり日本的な要素も混ぜた舞台なのですが、セリフは一切なく、パフォーマンスだけで筋書きが理解出来るという仕立てになっています。ノンバーバルゆえに、喜怒哀楽をわかりやすく設計してあって、来ていた台湾人とフランス人のグループは大喜びでした。ちょっとしたお笑いネタが入るのですが「あードリフ見せたときの反応と一緒だなぁ。。。」

と途中で気がつきました。

フランス人が笑ってるかんじがドリフに近い。Mr.beanは日本人が見ても面白い。この感じはヒントになると思います。

日本語で、日本人だけがわかるコンテンツを紹介して、素直に喜ぶのは日本語学科の留学生達だけで、全くわからないものを押し付けられるのはかなり疲れるし、居心地の悪いものです。留学して英語習得に悪戦苦闘していた頃、オピラウィンフリーをホストファミリーと見ていた際に、なんかゴニョゴニョっとオピラが言って、皆が軽くあはは、と笑ってる時に、うへへ、と愛想笑いした居心地悪さを未だに思い出します。な、何が面白んだ今の。外人が小倉智昭さんがボソっと言った、ギャグだかイヤミだかわかんない一言を拾えない、って感じですかね。わかりますでしょうか、この感じ。

そもそもオピラはコメディーでは無いですから単純比較できませんが、強烈な苦手意識と共に何か嫌になってテレビはホストファミリーと一緒に見なくなりました。 あの感じを持たれると「あーもうあそこには行きたくねぇなぁ」という事になっちゃいますので、いかに観光地は、擦り寄りすぎずに、うまく距離を取ったコンテンツを用意するかが大事だと思います。寄り過ぎると「観光地感」がなくなってしまいますから、サジ加減が難しいですね。

若い層に対しては、クラブも街にとって大事な要素だとかんがえています。

沖野修也さんのようにグローバルで活躍するDJが居てくれるのは日本にとってはラッキーな事で彼のような国際感覚がある人で、しかも海外の大小イベントのDJブースにまで入った事がある人はそう居ませんから、ここからの時代のクラブ経営は、彼のようなグローバルプレイヤーの意見を取り入れていくのが大事なでしょうね。クラブでかかっている音楽も大事で、ボリウッド的なインドポップが爆音でかかるクラブがシンガポールにありますが、まわりはインド人だらけでアウェイ感満載。Jpopばかりかかるヘンテコクラブも別の意味でアウェイな瞬間もありますのでなんとも言えませんが、聴覚情報も大切ですね。

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幅広い層に有効なのが、美術館。

アートの種類は、その街の打ち出したい特徴とうまくリンクしていると良いのだと考えますが、言語を介さずとも出来るという点で大変有利です。名だたる観光地には必ず美術館がありますが、ここはすでに沢山の議論がありますから、割愛します。私は、海外含めて様々な場所に行きますが、「美術館 地名」で検索するのを習慣にしています。

◆「抹茶チョコレート」的文化距離まとめ

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日本人にとってのドリフ、小倉智昭さん

自国のクラブ

文化距離1

日本人にとってのMr.ビーン、外国人にとってのドリフ

ギア

海外のクラブ

文化距離2

外国人から見た小倉智昭さん、日本人から見たオピラウィンフリー

シンガポールで行くインド音楽のかかるクラブ

◆街に必要なコンテンツ作り

ウチの街は、温泉あって、景色よくって、ご飯が美味しい!とシンガポールにいらして紹介されている方がいらっしゃるのですが、「その説明は、別の観光地の方もされてましたよぉ・・・・。」と内心思いながらお話を聞いています。否定するようなものは何も無いのですが、僕には響いてもシンガポール人には響かないのだろうな、と感じます。「え、だったら雪も降る北海道行くよ」がアジアの方達の予想出来る答えになっちゃいます。

内需でやっていけない以上、外需呼び込みはひとつ大きい収入源になりますから、観光地間のインバウンド競争が激化していくのは間違いありません。何か違うものを演出するのは、環境要素で作り出せるもの以外の、コンテンツ作りも重要です。資格、聴覚、触覚で理解出来る、ノンバーバルコンテンツ作りは今後差別化をしていく上で1つ参考になる切り口かと思います。インバウンドプロデュースは、スターマークまで是非お問い合わせください☆

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