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京都に倣う外国人観光客向け街づくりチェックリスト6〜インバウンド戦略考4

Posted in: ブログ, 林正勝 Started by

京都に倣う外国人観光客向け街づくりチェックリスト6〜インバウンド戦略考4

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markです。旅こそ人生ということでパスポートのページ数増えました。

日本とシンガポールは自動化ゲート登録しているのでハンコは増えないのですが 各国のビザをパスポートのページに貼られていくので厚みが出てきています。

いままで旅行者として色んな場所に行ってきましたが、 他国へ行った時の色んな不便や違いがあとで味わいになって戻ってくるもので 一緒に行った仲間が居てくれたりすると、「あの時は大変だったよね、本当に」なんていう 話で盛り上がるものなのですが、色んなものが重なりすぎて「本当にもう行きたくないな」 というところまでメーターが振り切れてしまった場所もあります。

自然環境条件や、大規模インフラ(鉄道、飛行機)はコントロール出来ないものなので、仕方がないと考えていますが、それ以外の事はある程度、観光地側でコントロール出来るはず 。

日本の中では観光地として一歩リードしている京都を 事例に街づくりチェックリストを考えてみました。

今回も弾丸出張の中で撮影したので三条通をプラプラあるいて 写真を撮っただけなのですが、流石は観光都市の京都 十分素材が集まりました。

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1、Wi-Fi

これはもう「必須」です。 スマートフォンが当たり前の世界でどの国でもパケット代は本当に悩みの種 LINEやwhat’upを電話代わりに使っている海外の皆さんも たくさん居ますから、街のどこにどう置くのか という設計も含めて非常に重要なアイテムの1つになります。

飲食店さんもWi-Fiを設置することで、 トリップアドバイザーやFacebookでコメントして貰える チャンスが増えます。

京都は行政がWi-Fi取り組みに積極的で、 京都Wi-Fiは、つい先日リニューアルして OAUTH認証で、TwitterやFacebookアカウントがあれば すぐ使える、という状態になりました。 エリアも広域になり、そこらじゅうで、Wi-Fiの恩恵を 受けることが出来ます

<京都Wi-Fi新しくなったよの記事2つくらいリンク>

関連記事:

KYOTO Wi-Fiの新たな展開について

京都駅ビル、公共スペース全域でフリーWi-Fiを提供開始

2、tripadviser対策

国を問わず旅をする人たちが頼りにするオンライン旅行クチコミサイトtripadviser

リンク:

tripadviser

国ごとに競合するようなサイトは多少あるものの、網羅率で行くとダントツです 。

私が新しい国に行った時にやるのが、トリップアドバイザーチェックです レストランのみならず、観光地などの「スポット」の情報も載っていますので その街の様々なカテゴリートップ10を眺めると、大体その街の傾向が 掴めます 。

来ている人は、何人が多く、どういうジャンルのレストランが多いのか どういうものが好まれるのか? 観光客は、勿論ですが、地元の人が食べログ代わりに使っているエリアも 多いので、トリップアドバイザー対策は非常に重要です。

食べログと同じ「クチコミ」サイトなので、ユーザーが勝手に レストランやショップ、スポットなどのコーナーを立ち上げて こちらが何もしなくても、どんどん情報を書き込んでいってしまいます。

英語や他国語でゴニョゴニョと書いてあるところがとんでもない内容だったり そもそも誤情報だったり、と知らない所でどんどん物事が進んでいっている事も ままあり、インバウンドを考える時に、トリップアドバイザーのケアを ちゃんとしておくのは、非常に重要だったりします。

日本のレストランさんがインバウンド対策をする際や 海外における日系のレストランさんが、現地人含めた対策をする際に トリップアドバイザーでの正しい情報掲載、コメント対応の支援を依頼されますが 実態を把握することで色々なことが見えてきますので まずはアクセスしてみることをオススメしています 。

リンク:

トリップアドバイザー

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3、インスタグラム対応

Facebook で自分の個人情報を元にコミュニケーションをするのも疲れたし テキスト色々書くのも大変だなぁ、という世の中の空気の中で 「写真だけ載せればOKだよ」という緩い運用のInstagramは 老若男女問わず、各国で人気。 1回の写真投稿に対して数千の「いいね!」がつく 人気インスタグラマーは、ブログ記事を書くのを 数十万円貰ってやっている人もいます。

アカウントを作ったり、ハッシュタグの運用をしたり こちらもやれる事は様々あります。 弊社ではシンガポールのレストランさんでの運営実績が複数ありますが Facebookとの組み合わせで運営するのは、これからしばらくの トレンドになりそうです。

4、クレジットカード対応

これは利益率に影響しますから経営の方針にも関わってくる部分になります 外国人のみ対応というわけにはいかないですから、慎重に判断する必要があります 私は複数の国を行き来しながら生活をしているので、通貨用サイフを 持ち歩いて、そこに複数通貨をいれておき、その国で使う通貨を 別の小さいサイフに入れ直して使う、という事をしていますが やはり面倒くさいです。

私は事業オーナーという事もあり、清算をしなくてはいけない事も多いので カード決済できて、自国通貨で計算されたものが、カードの利用明細に 入ってくれている、というのは凄く助かることです。 レストランを検索するときに、「カードを使える」かどうかというのを  常に見ています。

カードブランドですが、VISA、masterがあればある程度カバーされますし 利用手数料が低いので、はじめる対象としては良いでしょう 最近は、エアレジなどのスマートフォンやタブレットで使えるレジの仕組に スクエアなどのカード決済システムを繋げて格安にシステム構築出来ますから ここらへんから実装するのをオススメします。

銀聯カードも使いたいところなのですが、このチェックリストであげている 他の項目との兼ね合いで決めてください。

リンク:

Airレジ
スクエア
Airレジ無料POSアプリ
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5、免税Taxfree対応

この看板を出し始めてから、ここ3年売り上げが前年比150パーセント成長を 続けている小売さんのお話を伺いました 小売さんの扱っているアイテムによって来る国や所得層も変わりますが、 手続きや従業員指導、売り場作りでオペレーションが煩雑になる点を 加味してプラスになるのであれば、 クレジットカード対応とセットで実施するのはおすすめです。

リンク:

Taxfreeの導入の仕方

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6、英語での看板やメニュー表記 当たり前なのですが、やれていないところが結構あるのが 看板を含む各種サインの変更。

とある行政が国道沿いの調査をしたら、 海に着くまで1つも英語表記がなく、 海に辿り着いたら「ここから飛び込むな危険」という表記が あって、それが始めての英語看板で脱力した、という話を 伺いました。 その自治体は今、交通要所での英語表記への取り組みを はじめています。

弊社ご依頼が多いのがメニューの英語化です 「英語喋れないから、ウチは外国人観光客はお断りなんだよ!」と アオスジ立て気味に仰っていたオーナーにお話をしたのですが 尊皇攘夷というわけにはいかないので、どうせ店に勝手に入ってくる 外国人対応を最低限でいいからやった方がいい 。

具体的には、メニューを英語対応して終わり、外国人が来て何か言われたら ニコニコしてメニューを渡せば良くて、あとはどうにか指差しで成立するので 大丈夫ですよ、とお話をしたら安心をされていました。

カードの対応さえしておけば後は大体なんとかなりますので 「外国人お断り」と日本語で書いた看板は外国人の方は読めませんし(笑) それを英語で作る手間考えたら、メニューに投資した方が 投資対効果が大きいと思います。

自分の知らない言語しか書いていないお店に入る勇気はなかなかないもので 海外にでて「ようこそ」と日本語で書いてあるお店に入った経験は誰しも ありますよね? 異国という様々なストレスがかかる土地で 本質部分以外では、余計な文化距離は縮めて 販売の機会を作るか、というのが大事なことになります。

色々言語対応する必要があるよね、というご質問もありますが 英語を対応されれば上々かと思います 所得の高い層は、大体英語が「理解」は出来るので 中国の一般層狙い、ということでなければ 中国語などの対応は一旦待ってからで良いかと思います。

弊社によくご依頼頂くのは、ホームページを英語化しておくこと 今の会社やお店のウェブサイトを複数言語に対応して パソコン、スマートフォン、タブレット、何から対応しても ちゃんと見えるようにマルチリンガルのサイトを作っておけば 事前に予習してきてくれますから大分楽になります オススメです。

リンク:

geminiCMSサービス

◆まとめ

京都は、行政も民間も共に文化距離をよく理解して充実した インバウンド対応をやっているのが、理解できました。 京都をサンプルにお出かけになるのであれば 三条通り、錦市場、四条通りを横向きに移動すると、 違う「売り物」で構成されている街にどうインバウンド対応が 施されているかみることをが出来て大変参考になります。

文中にある、英語、クレジットカード、インターネットが 使える層を弊社では、α層と呼んでいますが、この層は どこの国の人でも高所得の可能性が高いので、 この3つの対応は早めにやることをオススメします 。

文化距離を縮めて新しいインバウンド商機を作りましょう

日本のよいものを世界へ 世界のよいものを日本へ

伝統のよいものを現代へ 現代のよいものを伝統へ

★STARMARK®は日本文化の商社です

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