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シンガポールで、紙のおしぼりが30円の理由

Posted in: ブログ, 林正勝 Started by

シンガポールで、紙のおしぼりが30円の理由

★STARMARK®代表の林正勝です 外国人と仲間にはmarkと呼ばれています こんにちは

今日もシンガポールに居ます。31度です。

今回はシンプルなお話。性善説じゃASEANはやっていけませんぜ兄さん、というお話です。

 

 

    20150121012531

◆そこはお金とらなくても・・・

Towel0.3SGDということで約27円(2015/1/22現在)。

レストランに入って、おしぼりを使うとチャージされます。

水をちょうだい!と言って水を飲んでもチャージされます。

それも20円とか30円とかの単位で。

これは、他のASEANの諸国でも同じことがおきるのですが

会計見て「え、こんなの課金するの!?」と当時びっくりしていたものです。

日本だったら、チャージしないスーパーで貰う

持ち帰り寿司の醤油やわさびにまでお金がかかります。

なんでだろう、、とちょっと考えてみました。

◆共通認識のないアジア

日本では、ある程度おなじ民族おなじ教育水準の人たちの比率が大きく

「世間の常識」や「モラル」に共通認識があり、ある程度通じたりします。

それに対し、例えばシンガポールを例にとると、中華系、マレー系、インド系をはじめ様々な人種が居て

「共通認識」はほぼ期待できない状態です。

 

例えば、おしぼりが、タダで机に置いてあったら

最近どうかは別として日本では必要な分だけ取るでしょう。

シンガポールでは、置いてあるだけ使うだけでなく、持って帰る人も居るでしょうし、

醤油がおいてあるならここぞとばかり、がっさり持ち帰る人も居ます。

しかも、何の悪気もないのです。

こんな人に向かって「フツーそんなに持って帰らないだろ!」と怒っても

キョトンとされるだけで、「この人なんでおこってんだろ」と思われて終わりです。

多分、すっと返されて終わりです。しかも謝りません。

 

共通認識が存在しない以上、

色々あきらめて付き合わないとダメで、

ヒンズーの人に牛肉のカレーを勧めて睨まれる日本人の自分も居る訳で、

全てお互い様なのであります。

 

こんなところで「フツーおしぼり持ってかないだろ!」と言っても何の抑止力もなく

むしろ「30円」としておいたほうがお互いラクなわけで、余分なストレスをなくす為の

コミュニケーションコストなんだと僕は理解しています。

 

◆性悪説でいかないと疲れる

「最近は、おぉ出勤したの?すごいじゃん偉いね?と褒めてます。3ヶ月目でこの方針に改めました」

レストランのマネージャーさんと話をしていて笑ったのがモラルの感覚の違い。

 

日本人は時間を守る、約束を守る、周りを気にして動く、というところですが

彼の職場ではシンガポリアンは、基本的に約束は守らないし怠惰だし、自分勝手。

怒ったら来なくなるし、来なくなれば職場はまわらないわけで、

「職場に来るだけマシだ」というレベルからやっていかないと気持ちが持たないわけです。

 

性善説で、「きっとこうしてくれるだろう」「フツーこう振る舞うだろう」という期待は

あくまで日本人同士の「きっと」や「フツー」の感覚であり、

本来は、世界共通の一番最低限のところで考えないと成り立たないわけです。

フツーってなんなんだ、と。

いちいちカリカリしてても気持ちが持たないし、こちらの常識を押しつけるのも一方的なわけで、

基本性悪説で考えているとASEANはラクに見えると思います。期待をしすぎると日本人は疲れちゃいますね。

「人を見たら泥棒と思え」なんて慣用句は日本にはないですよね?

基本、ASEANの皆様は一部をのぞいて性悪説で動いてます。

 

会社のメンバーには幸いにして、とても恵まれていますが

世界標準で考えれば、これは色々と奇跡的なことだと思っていて日々感謝してます。

とりとめもない話ですが、

アジアに海外進出して来たらまず「いろんな基準」を低めに持つと ラクですよ、というお話でした。

 

日本のよいものを世界へ 世界のよいものを日本へ

伝統のよいものを現代へ 現代のよいものを伝統へ

 

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