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獺祭がやってくれて良かった。海外企業じゃなくて

Posted in: ブログ, 林正勝 Started by

獺祭がやってくれて良かった。海外企業じゃなくて

旭酒造 獺祭 (だっさい) 純米大吟醸 磨き 2割3分 1.8L

旭酒造株式会社
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酒は純米。竹鶴をぬる燗で呑むのが好きなmarkです。

酒造りにエロスと文学を持ち込む石川杜氏の官能的、感応的な作品が大好きです。

はぁ呑みたくなっちゃいましたね。

今晩はRYU’Sさん行こうかなあ。 あ、すいませんその話じゃなかった(^_^;)

 

(参照記事)これは「獺祭ショック」である――テクノロジーで作った酒は酒じゃない!?

獺祭さんはずっと書きたかったテーマなので少し書きます。

獺祭の製造手法は、ワインのニューワールド、特にアメリカ西海岸で、

品質改良を大学と共同で目指して、フランス、スペイン、イタリアに追いつけ追い越せとやってきた際に身につけた科学的、指標主義的な酒造りを彷彿とさせます。

獺祭は、職人の感性頼みではなく、お米の質に振り回されず、数値で味決めをしてクオリティーを高いラインで平準化し、ラインに工業化を多用する事でスケールしやすくしています。

日本国内では、ある程度コントロールし枯渇感を出し、ブランド化する一方で、海外では日本で獲得したプレミアム日本酒カテゴリーのブランドイメージを元に幅広く販路を広げる。

マーケティングの人凄い。社長が考えてたらもっと凄い、というグローバルを意識した展開。

欧米の香りのする、証券化しやすそうな、上場向きなスケールしやすいモデルだなあ、と思っています。

良し悪しでなく、こういう戦いの出来る人が日本酒業界に居るのが僥倖、であります。

LAでもニューヨークでも人気でしたが、私の居る シンガポール でも SAKE はとっても人気。

そこに商機があるのはビジネスマンなら誰しも感じるかと思います。

「日本酒でもっと儲けようや」

これを山口県の企業ではなく、海外資本に買い取られたバリバリ外資酒蔵がやっていたら、

と思うとゾッとします。

良かった獺祭で。まぁ極論、外資でも良いかもしれないですが。

 

11月にスターウォーズが戻ってくるということでワクワクしっぱなしですが、

言って見れば杜氏型がジェダイ、工業型がデススターだとして、

日本には、デススターもあるし、ジェダイもいるから良かったね、という事であります。

特徴違いますから、比べるのも難しいですが、何にしろ、

帝国軍にデススター持たれたら大変ですもんね。

そういった観点でいくとアメリカの獺祭工場の動向やスキームにとても興味があります。

これはアパレルでも思ってる事で、ユニクロが居てくれて良かった、という話。

居なきゃGAP,Zala,forever21に席巻されて終わりだったはずで、日本のみならず、

グローバル規模で戦ってくれている柳井さんありがとうございます!という話であります。

ユニクロがやらなかったら、外資の何処かがやっていた、という話ですね。

私はユニクロでなく江戸の老舗、竺仙さんの浴衣を着てますが、それとこれとは別の話ですよね?

日本にグローバル企業が居てくれて良かったというのと、私個人が老舗さんのテイストが好きなのは、

別の軸のお話です。

 

獺祭をきっかけに日本酒の、何より純米の旨さを知ってもらって、

裾野が広がってくれて、そこから自分なりによいものを探してくれるようになって、

という事は、日本酒業界にとって良い事だな、とファンとして思います。

僕は、神亀や辨天娘を燗で呑むというのを教えて頂き、新しい観点を持つことが出来ました。

わかりやすいテキストとして夏子の酒クロードを教えて貰い、下地の知識が出来ました。

小さい頃から親戚の集りで「味見」して来て、日本酒とは30数年の長い付き合いなものの、なんとなくこんな酒が好きだなあ、という感覚が出来たのは上記プロセスを経てようやく最近の事です。

冷酒が良いとか悪いとか、発泡が良いとか悪いとか、麹がなんだとか、議論がありますが、

それは良くも悪くも最後はマーケットが決める事、決めてしまう事ですし、

売れるものと良いものとどっちが正しいかという議論には答えがありません。

原理主義的に批判してしまうと、素人さんは萎縮するし、面倒臭くなります。

日本酒の何が答えは誰も持ってないはずです。

 

日本酒の蔵、つまり私の敬愛する日本の百年企業、老舗が年間で数十なくなっていく中、

日本酒マーケットの拡大は急務だと思っています。

マーケットの裾野が広く、多様な企業があってこそクオリティーの頂点が高くなるので、

日本酒を本当に愛するのであれば、色々気になる事はあっても、

まずは、日本酒全体の盛り上げを考えたいです。

日本酒の輸出が百億を超えたという朗報もあり、日本酒の未来は明るいように見えます。

(参考資料)日本酒輸出ハンドブック~米国編~

 

最後に、参考になるなあと思ったゲーム会社ブシロード木谷社長の言葉

「すべてのジャンルはマニアが潰すと思っている。コアユーザーがライトユーザーを拒絶したために、プロレスは衰退していった面がある」

プロレス動員復活させた人の金言です。

日本酒ラヴァーの端くれとしては、日本酒動員復活目指して引き続き頑張りたいと思います。

11月日本帰ったら豊島屋さんの蔵開きにいくのだ!

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