海外進出を「今」オススメする3つの理由

スターマーク代表の林正勝です 外人と仲間にはmarkと呼ばれています

本日は、ハロウィン空けのシンガポールからお届けしております

南国ではありますが、皆様気合いの入ったメイクをアップしておりました

シンガポールに来てから2回目のハロウィンを迎えますが早いものですね

ようやく整理がついてきたので少しずつ体験してきたことから

フィードバックをしていきたいと思います

 

海外進出を「今」オススメする3つの理由

早速ですが、結論からまず書きます

なぜ、今、するのか、ということですが

1,円安になる

2,人口減少

3,時間がかかる

この3つをまず挙げたいと思います

以下に簡単ではありますが、1つずつ解説させて頂きたいと思います

1,円安になる

SGJPY3YEARS 株価チャート – シンガポールドル/円【SGDJPY】

 

これは「傾向」ですが、ここ3年で対シンガポールドル(米ドルも似たような傾向)は 約2割ほど円に対して強くなっています。

円は各通貨に対して相対的に弱く、円安になっています。

直近で、日銀が異次元緩和をしたことにより、ある意味狙い通りですが、円安に向かっています。

貨幣の流通量が、増えれば相対的な貨幣の価値が相対的に安くなります。

 

 

円安になると何がおきるかは、橘玲さんの本がわかりやすく解説しています

※タイトルは過激ですが、バランス良く比較しながら説明してくれています

日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル
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円安になると、多くを輸入に原料を頼っている日本は、仕入れがあがるので、日本国内での利益は圧縮されることになります。

少し趣旨とはズレますが下記もご覧ください

2014年上半期の「貿易赤字」は過去最大、日本はもはや”貿易立国”ではない?

原価があがるなら、日本国内で、「値上げ」をせざるを得ない状況になりますが、

値上げをすれば売上は落ちます

消費税減税による影響もまだありますから、ここで値上げしてしまうと売上は厳しくなりますので

企業は、a,価格維持、減収 b,値上げ、売上、利益共に不透明、どちらをとっても厳しい状況が続きます。

◆海外はまだ売れます!

国内だけを見るとなんだか胸が苦しくなりますが、円安で日本のモノが安く買えて嬉しいのは海外の皆様。

海外に出るとわかりますが、世界の皆様は本当に日本が好きです。その皆様に商品を買って頂く。

海外進出をして、日本のみではない、選択肢を持つ、ここは一つ活路になると考えます。

 

 

2,人口減少

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人口が減ればGDPが下がります

詳細はリクルートマネジメントソリューションズさんの記事がわかりやすいのでご確認ください

20世紀後半に日本は人口のピークを迎え合計特殊出生率は減少傾向にあります

仮に2014年に沢山の子供が生まれても、成人するのは2034年ですから、

これから2030年くらいまでは 何もしなければ、10%ぐらいは今と比べて人口が減り、

GDPも同率かはわかりませんが、下がることになります。

 

 

中国が人口ボーナスを迎え(もう終わりというかわいそうな状態ですが)、バブルにわいたのを皆さんが 目の前で見てご存じの通り、

人が多い国は、色々な条件をさっ引いても、GDPが上がりやすいと言えます。

中国の次に、東南アジア、アフリカが来る、という予測も立てられていますね

詳しくは、米国国家情報会議の本を参考にしてみてください。気になる部分もありますが、大まかに把握するには良い本です

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さて戻りますが、ほぼ人口減少確定の日本は、当然内需は縮小します

移民政策なども考えられますが、豊田市のようにある程度経験のあるエリアは別として

田舎のおばあちゃんが、いきなり日本語がしゃべれない東南アジアからの労働者を受け入れて

すぐやっていくには時間がかかる、と 考えています。

これも今年、いますぐ、今日、取り組んだとしても、結実するのは2025年頃からでしょう。

 

東南アジアに来て、他国から来ている移民の皆さんを沢山見ています

彼らがモノを買うかというと、なかなか買いません、というより買えません。

日本に来る移民の皆さんも同じようなことになると思います。

当たり前ですが、裕福であれば出稼ぎには来ないわけですし、歯を食いしばって母国に送金するために来ているわけですから、

これまたなかなか内需を 押し上げる効果に関して期待は難しいでしょう。

ごくごく安い単価の普及品に関しては、影響があるかと思いますが、

本来、日本人で、もう少し高い単価のものを買ってくれていた層が、そちらに流れてしまうこともあるかと思います。

 

緩やかに下がる内需。

下がる内需をどう解決するかというと、やはり海外への進出がキーになると思います。

言い換えると インバウンドとアウトバウンドの手を打つということが一つの解決と考えられます。

 海外の日本人、日系人マーケットから考える、というのも切り口として十分あり得ますので

そこから考えてみるのもいいかもしれません。

 

 

3,時間がかかる

1と2は、起きることと解決策として、海外進出をオススメしました

3は、なぜ「今」かというところです。

1と2は、ある程度定量的に説明しましたが、本項目は、定性的なお話です。

 

社長、経営者の皆様が起業をされて、「いよいよ弊社も目鼻がついたな」と感じられたのは 起業してからどのくらい立たれてからでしょうか?

または、商品開発や事業企画の皆様が、実際に社内で事業をおこしたり、商品開発をおこなってから マーケットに出て、

収支が黒字に転じるまでどのくらいかかったでしょうか?

 

優秀な方で1年以内ということもあるかと思います

しかしながら継続可能なモデルがしっかり出来たな、と体感できるのは、

2年3年かかるというのが 正直なところではないでしょうか?

 

なぜなら企業なりビジネスはまず1年やってみないと比較対象がないため、

改善の指標もないわけですから

ブームなのか、本質的なヒットなのかは、もしくは、売れていないのか、その国の需要がそんなものなのかは

1年目にはなかなかつかみづらいのが正直なところです

生き残る上では悠長なことは当然いってられませんし、日々真剣にやっているわけですが、

毎日やったとしても結局 感覚的なものも含めやはり2年目以降にようやく落ち着いて色々やれるような状態になると思います

 

◆経営者として成長しても、海外はゼロからやるのと同じ

スターマークは、香港、ベトナム、シンガポールに現地法人を持っていますが

会社運営における、会計、法律、が当然、まちまちなので、

最初の1年は各拠点でそれぞれ本当に 翻弄されていたのを良く覚えています

むしろ、未だに翻弄されています

 

ここにさらに言語の問題、通貨や人事の問題も関わってきますから、

問題はより複雑になります

 

経営者を11年ほどやらせて頂いておりますが、

海外に新しい拠点を出す度にゼロリセットの気分を味わい

日本の創業期に渋谷のマンションで「わからないことがわからない」状態で嘆いていた日々を 思い出します

 

余裕がある会社は、優秀なパートナーに大枚をはたいてレールを敷くことも可能なのですが

実は、これまた難しいのがパートナー選びで、誰が本当に優秀なのかは、やってみないと 本当にわからないのです

 

なので、余裕があるうちに早く進出を、「今」進出をして経験をする必要があると考えます

 

今年はじめても結実するのは2016年?

長くなりましたが、1,2では海外進出する理由をご説明しましたが

3では「そんなに早く立ち上がるものでもないので、やるなら今からやりましょう」ということを お伝えしております

 

今スタートしたとして2016年、2017年に事業が立ち上がる、ということになりますが

人口減少はともかくとして、円安がそこまで待ってくれるのか、というのが私には 確証がありません

弱くなったとはいえ、まだ円が十分に価値があるウチに早く出た方が良いと考えている所存であります

 

どこかの機会で、海外にはどういうチャンスがあるのか、日本はどのくらい愛されているのか

具体的にはどうすべきなのか、 実際に海外に出てみてどうだったのか、

などについてまた書かせて頂きたいと思いますが、

まずは皆様に海外進出をオススメしたく 投稿をいたしました

 

グローバルサイト制作 や シンガポールまでの小口配送、現地倉庫とロジスティクス

1万円ではじめられる海外通販をはじめとして

スターマークには、自分たちが海外進出にあたって苦労したことへの解決策を

パッケージにした製品があります

お客様と試行錯誤しながらではありますが、出来るだけ価格のハードルをさげて

多くの企業に海外に目を向けて頂きたい想いで用意いたしました

 

東南アジア、シンガポール、グローバルの進出をご検討されている皆様のお役に立ち、

日本文化が海外に受け入れられていくプラットフォーム構築をしたいと考えております

リスクを自らとり、機会を創り出し、貢献したいと考えています

 

日本のよいものを世界へ 世界のよいものを日本へ

伝統のよいものを現代へ 現代のよいものを伝統へ

 

スターマークは日本文化の商社です

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