海外進出を時差で考える

markです。

移動が多い暮らしなので、色々工夫した結果1日4時間と2時間で2回寝てます。

遠い距離を移動すると時差ボケなのか、単純に眠いのかが、わからないときがありますが

いずれにしろ寝たらなおります。 ありがとうございます。

ASEAN域内営業代行640

さて海外進出を考えるときには、いくつか指標がありますが今日は「時差」をテーマにお伝えします。

結論から言うと、日本をヘッドクォーターとするならば

西に向かって「アメリカ西海岸からニューデリーまで」です

仮に2016/02/10の日本時間11時に会議をしたとすると・・・

クパティーノ:前日2/9の18時 (一番東の拠点

シドニー:2/10の13時<全拠点で一番先に日付が進む

日本:2/10の11時

シンガポール、香港:2/10の10時

ホーチミン、バンコク:2/10の9時

ティンプー(ブータン)、ダッカ(バングラデシュ):2/10の8時

ニューデリー、コロンボ(スリランカ):2/10の7時半(一番西の拠点

それぞれの拠点の仕事の効率も考えて1時間の会議が限界

これを週1回でなんとか経営をまわす、というレベルが、

中間のマネジメントを作らず時差内でやれる範囲だと考えます

 

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◆もしあなたが南米、北米、アラブ、アフリカ、ヨーロッパを狙う場合

1,拠点権限委譲型

各拠点に大きな権限を渡して即決出来る信頼できる経営を派遣する

長所:各拠点のスピードが上がる 短所:人材に依拠するところが非常に大きい

2,前線進出型

あなた自身がロンドンあたりに住む アジアの各拠点経営は誰かにまかせる若しくは自社 展開はあきらめる

長所:前線のスピードが上がる 短所:稼ぎを支える本国が手薄になる可能性がある

という選択肢が例えばあげられますが、海外の経営は日本のそれとは全く違います。

経営が現地の様子をわからない場合、様々な壁にぶつかることになります。

 

 

弊社の場合、進出当初は、日本の東京にオフィスを構えていましたが、

各拠点の様子が「肌感覚」として見えづらく

日本は、慣れ親しんだメンバーとパートナーにお任せをして、

私自身がシンガポールに移住することにしました。前線進出型ですね。

戦のセオリーでいくと大将失格ですが、そこまでやってもまだ分からないことが多いです。

 

決済やコンプライアンスの基準に関しては、日本の会社には経験を経て確立したものがありますが、

他の拠点は現地ルールも踏まえながら試行錯誤して確立していっています。

「え、そんなことってあるの?」というジワーッと脇腹に汗がつたうような

日本で起業した当初のような感覚を、10年ぶりに味わったりしています。

これを最終決済者ではない人間がお伺いを立てながらやっていたのでは到底やりきれないだろうな、と思います。

 

こうしてやっていると、「三国志」の劉備、関羽の関係ではないですが、例え親族ではなくても

安心して遠方を任せられる幹部がいる事は、海外進出において大変重要な事だと実感しております。

我々も強い組織作りを頑張っていきたいと思います。

 

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