KRUGイベントで再確認「ペアリングは五感の組み合わせ」

KRUGイベントで再確認「ペアリングは五感の組み合わせ」

markです。

日本酒をベトナムに輸出したり、クラフトジン「県ジン」を作ったりしていますが、ワインも好きです。

ペアリングは五感の組み合わせ

星白の宴で音楽と料理、料理と地元のお酒という組み合わせでペアリングを実験しましたが、その時感じたのが「ペアリングは五感の組み合わせ」である、ということ。

飲み物と食べ物のペアリングにばかり話題が集中しがちですが、印象的な空間に印象的な香りと自社のアパレルを紐づけているブランドもあります。The Room COFFEE & BARの時は沖野修也さんのクリエイティブディレクションによる音、視覚を含めた空間作りに加えてスターマークとして提案させていただいた食材やお酒、TORIBA COFFEEさんのコーヒーと様々なペアを提案させていただきました。

KRUGの六本木スタジオでの体験

MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社(東京都千代田区神田神保町)が取り扱うブランドであるプレステージ シャンパーニュメゾン クリュッグは、シャンパーニュと音楽とのミュージックペアリングを堪能できる没入型サウンド体験ポップアップイベント「KRUG STUDIO」を10月4日(水)~10月9日(月祝)、六本木ヒルズ 大屋根プラザにて開催いたします。
「KRUG STUDIO」では、クリュッグラヴァーが特別に書き下ろしたクリュッグの最新エディションのための楽曲をポップアップブースで、クリュッグ シャンパーニュとのペアリングとともにお楽しみいただけます。本イベントのご予約は、9月8日(金)より特設サイトにて開始いたします。プレスリリース全文

 

このイベントの広告を見かけてすぐに行ってきました。ミュージックペアリング。星白の宴で我々がやっていた方向性と同じようなことをKRUGさんも考えていらっしゃるのか、と思い嬉しくなりました。

七千円で20分程度の体験で、シャンパン1杯と、このイベントのために作られた特別な映像音響ルーム=STUDIOでの音楽映像体験、といった内容でした。

KRUGのグランドキュヴェ171に合わせた音楽を各地のミュージシャンと作曲家のチームで創り、セラーマスターのジュリーカヴィルがブランドストーリーやクリエイタチームとのやりとりの映像と共に、STUDIOで全身で感じる、という仕立てでしたが、ポイントはやはり「イマーシブ=没入感」です。最近のdolby atomosの動きも然りですが、サウンドエンジニアさんの界隈でもこの没入感というキーワードは飛び交っています。それってミックスなの?空間作りなの?とまだ答えは出ていないのですがいわゆる”新時代”に向けての1つの仕込み、みたいな位置付けとして眺めています。STUDIOの吸音設計や音響設備、プロジェクターでの映像投影なども含めてよくやれたなという敬意と共にあっという間の20分を終えました。

7000円という単価に対して、私のような音楽好き変人プロデューサーからすると、上記のような環境設備も含めて「理解できる」内容なのですが、「なんかKRUGの新しいキャンペーンなんだってシャンパン沢山飲めるのかな?」という期待で来場する人にはちょっと違う印象があるかもしれません。KRUGさんの今回のイベントはそういう人はターゲットじゃないのかもしれませんが(笑)