ポジション取りの時代

ポジション取りの時代

markです。

出張先でこれを書いております。

寿命の変化により時代時代によって求められるものが変わったと認識しています。

戦国時代の平均寿命は武士は40代前半庶民は30歳と言われていて、その時代は戦乱だけではなく、飢餓や災害、病気で簡単に人の命が損われてしまう時代でした。

人々の暮らしは日々日々を一生懸命生きると言う方向性に向いており、それは農民であれ、商人であれ、武士であれ、当時生きていた様々な人々が明日死んでしまうかもしれないと言う気持ちの中で、懸命にそれぞれの立場で成果をこの世に存在した1つの証として残していったものと推察します。

それに対して現代は様々な偉人たちの努力により飢餓や災害、病気は戦国時代に比べれば、はるかに改善され、寿命も飛躍的に伸び、世界でも有数の長寿国となっております。

寿命が伸びたことにより、人々は成果よりも長期間にわたってどう生きていくか、ということで、ポジション取りに終始することになりました。

戦国時代が良い現代が悪いと言うことを言ってるのではなく、人々の時代時代に求めるものがその時代の価値観を決めるということだと考えております。

戦国武将の逸話なので、どんな手段を使ってでも成果を上げようとしていた時代はある意味加点で人を評価していた時代だと考えますが、現代はポジション取りの時代なので、長期において減点法で評価される時代の大きい流れがあります。

ディフェンスをしながら攻めて成果を出すと言うことになるので、現在の経営と言うものはなかなか大変だなと感じます。

どこかの点で最大出力を出す、ということではなく、点の連続の線として、どのような形を描けるか、いろいろと不足している自分の身を日々振り返りつつ、コツコツと精進をしたいと思います。