神戸ビーフがハラール対応
2014/02/03
『神戸ビーフ、イスラムへ 専用処理機器を導入 県が整備費』
(from 神戸新聞NEXT 2014年2月3日)
イスラム教徒向けに何かを提供するには、化粧品でも食品でもハラール対応をする必要があります。
宗教上の禁忌に触れてませんよ、安心してね、というのがハラールです。
1番緩い対応は「豚とアルコール使ってません宣言」で
1番厳しい対応は「マレーシアやインドネシアの認証」を取りに行くレベルです。
日本にも認証団体が幾つかありますが、まだ群雄割拠の状態ですので、
将来のスタンダードを担う決着は付いていないように見えます。
事例として、マレーシア人の多いシンガポールでは、ハラールとまでいかなくても、
PORK FREE ALCOHOL FREEを掲げてる店は見かけますが、
そもそも華人、華僑の多いエリアですので、豚も酒も満載です。
イスラムがやっている店以外は、現実的には導入しきっていないので
日本でどこまで導入するか、なかなか難しいですね。
日本では、今のところマレーシアやインドネシアの観光客の多い
北海道での導入段階が、ひとつリードしてますが、
ニーズの見えない他の都道府県での対応が中々進んでいません。
この神戸ビーフの対応は行政が見えないリスクをある程度肩代わりして
長期のマーケット創造を民間とトライしているので、
「行政支援のあるべき姿の1つ」だと思います。
事業リスクは自己責任ですから事業家が自分で借金すればいいですけど、
マーケットリスクは背負い切れませんからね。
いいプロデューサーといい理解者が居るんでしょうね羨ましい。
国外にも知られてる「KOBE BEEF」頑張ってください!
外貨獲得頑張ろう(mark@呻吟しながら模索中)
Facebook:STARMARK CO.,LTD. | スターマーク株式会社
Twitter:スターマーク株式会社